その1. ホモロゲーションフォーム&ベース車の入手

 WRCに出場すると決めたのは、2003年10月(RTCのラリーの前)のことでした。
この時すでに、WRC出るなら車はVitzと決めていたのですが、車両探しはシーズン
オフになるまで取りあえず放っておいていました。

 新車を買う余裕がないのと全日本ラリーでB車両規定で走りたいこともあり、車両は
中古で探すことにしました。Vitzの中古ってなかなか無いし高いね〜とか言いながら、
12月が過ぎ、気がつくと年が明けて1月になりました。
 本腰入れてベース車を見つけなくては!!
 ネットや近所の中古車屋さんを見て回り、SRSでも探して貰ってましたが、1月末に
「近くで見つかったよ」とのこと。割と近くのトヨタディーラー系中古車屋さんだったので
早速、見に行くことにしました。
 車両は、
  2000年12月式・・・B車両でも製作可能な年式なので、問題なし
  色はガンメタ・・・カラーリングに悩まされそうです
  閉まっているはずのリヤハッチが浮き気味・・・修復歴アリの様子
 といった状況でしたが、相場よりは安かったこともあって、購入決定したのでした。

 車探しと並行して、公認書(ホモロゲーションフォーム)の取り寄せをお願いしました。
届いた公認書は、グループNとグループAの両方で9000円くらい(これは安い方です、
VIVIOだと16000円くらいします)。この書類に合致するように車を作っていかなく
てはなりません。ここで疑問に思ったのが、公認書にオプション変型として載せてある
部品について。色々あるんですが、欲しいなと思ったのは以下の2つ。
 1.クロスミッション
 2.4.3のファイナルギヤ
 調べたところ、1.はTRDの海外カタログに載っていたんですが、受注生産で
10基集まらないと作らないため、日本では生産中止。欧州の知人にも当たってもらった
のですが、「ベース車自体が欧州ではほとんど見かけないからかなりレアな部品」と
言われてしまいました・・・
2.は、トヨタ純正部品のなかに、使えるものがあるようです。これを使うコトにしました。
 

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