クラスベスト初獲得!! & ギヤ選択に悩まされたラリー
全日本ラリーのターマックイベントも、このラリーで前半戦が終了します。 
関西Day Rallyでおなじみのこのエリア、全日本での成績はいかに?!
競技会名: KYOTO南丹ラリー2008
出場車両: NCP91 ヴィッツRS
(撮影:もぐねん様)
  結果: JN-1.5クラス4位
コメント: 1.出発〜現地入り
前回の久万高原ラリーが終わってそのままゴールデンウィークに突入したこともあって、ラリーの準備はゴールデンウイークが終わってから本格化しました。大 きな変更は、ミッションのノーマル化とドライバー様の手によるカラーリング。ミッションは出発4日前に、カラーリングは2日前に完了しました。
そして現地への出発は金曜日の早朝。名神の集中工事シーズンということもあって、3時起きです。今年選択したルートは、伊勢湾岸〜東名阪〜新名神〜名神〜 京滋バイパス〜阪神高速京都線〜下道〜京都縦貫道。心配していた渋滞には引っかかることもなく、6時半にはレッキ集合場所の府民の森に到着してました。

2.レッキ
今回からRrブレーキパッドの仕様が変わります。交換してまもなくの8時半からレッキはスタート。本番でのテストとなりますがそのフィーリングはいかに?  ちなみにレッキの順番は以下の通りでした。
・Deer's Stool下り&Amawaka East:2回
・Tatsunori Pass:2回
・Amawaka West&Deer's Stool上り:2回
・Rurikei:2回
特に日吉ダムとるり渓は、私はこれまで行ったことがないのでどんな道なのか?ちょっとワクワクしながら現地に向かったのでした。この時、寝不足もあってか ちょっと今回も車酔いに・・・(-"-;) ですが、ドライバー様の地区戦時代のペースノートもあって少しは楽に進行していき、レッキは午前中で終了。
それからドライバー様は車検対応、そして私はノートのチェックに入りました。車検は無事パス、そしてノートチェックはというと・・・宿に向かうまでの間に あっさり完了。いつもなら宿でもチェックしているというのに・・・珍しいこともあるものです。

3.ラリー本番
ラリー当日は6時起床。今回、サービスパークとスタート会場が別の場所のため、サービスパークで朝食のあと、スタート会場入りしました。土曜の早朝なの に、意外に人(ギャラリー)がいます。そして、更に意外なのは「サインをお願いされたこと」。こんなのラリージャパン以来です・・・!!
そして予定通り、8:32にヴィッツはスタート。
SS1は、Rurikei(4.79km)。ここはコケの目立つスリッピーな道。スタートして間もなく現れたコケにグリップを少し奪われた感がありました が、それよりも気になったのは、ノーマルミッションだとヘアピンコーナーで車が全然上っていかない、ということ。ゴール後、タイムを調べると、ウチはSさ ん/O庭先生/N波さんのコルト勢に続く4番手。コルト勢の進化ペースは圧倒的です・・・
SS2は、Amawaka East(4.81km)。今回ヴィッツがノーマルミッションとなった理由は、最高速が伸びるこのコースがあるから、です。なので、ここでのタイムは非常に重要。先回不具合のあったブレーキも対策したし、私も通常以上に気合いが入ってしまいます。ドライバー様もRrの仕様を見直すなど、高速ステージに向けて準備をしてきたそうです。そして気になるタイムは・・・今シーズン初のJN-1.5クラスベスト獲得です。\(^o^)/
SS3は、Tatsunori Pass(5.61km)。ここは関西Day Rallyでおなじみのルートなのですが、スタートしてみてまずはビックリ!  さっきのるり渓以上に全然上っていきません・・・そして下りに入り、追い上げ開始です。が、某左コーナーでコーナリング中にRrが流れて右Rrを土手に ヒット。Rrのビームが曲がってタイヤはトーアウト気味になったようで、ペースダウンを余儀なくされてしまいました。それでもタイムはクラス3番手でそこ まで大きな遅れにはなっていない様子、です。
SS4は、Deer's Stool下り(0.61km)。ここは左コーナーが中心のコースなので、今の車の状況では思い切り走れずにゴール。距離が短い分、コンマ差でタイムが並びます。このゴール後、「右Rrの変形はホイールだけかも?」と思いタイヤ交換してみましたが、やはり変形はビーム側のようです。ちょっとガッカリしなが ら、SS5へ向かいました。
SS5は、SS2と同じコース。左コーナーに注意して(ノート読みも少し早めにして)、無事ゴール。タイムはSS2の1秒落ちに押さえることが出来まし た、ホッ。
そして、20分のサービス。Rrのビーム変形は車で引っぱって修正を試みようとしたのですが、Rrハブにガタがあって断念せざるを得なくなりました。こうなるとRrハブが保たないことも考えられたので、サービスでの調達をお願いしてサービスを後にすることになりました。この時点で、周囲とのタイム差 &ポジションは・・・
32(O庭先生) 16’38.8
33(Sさん)  16'30.5
34(ウチ)   16'54.6
38(N波さん) 16'51.5
39(O井さん) 17'18.4
といった状況で、ウチは4番手
#3位との差は3.1秒・・・車が本調子なら、追い上げたくなる秒差です。
SS6は、Deer's Stool上り(0.58km)。ここは車の様子を見ながらの走行。タイムを調べると、3位とのトータル差が3.8秒差に・・・思い切りアクセル踏めない 辛さを痛感しました。
SS7は、SS2/5と同じコース。ゴール後ドライバー様曰く「スピンするギリギリのところを探りながら走ってる」とのこと。Sさんに続くクラス2番手の タイムで食いついていました。
SS8は、SS3と同じコース。SS3でRrが流れたところには気を遣いましたが、いかんせん前半の上りが辛いところです。ノーマル1速--->2 速につなぐところでどうしてもロスがあります。
SS9は、SS1と同じコース。ここのスタート待ちで、サービス隊からメールが入りました。調達をお願いしていたRrハブは、共販在庫がどこにもないよう です・・・これで車に更に負担をかけることはできなくなりました。この時点で5位とは30秒近くの差があったので、4位をキープすることで、方針決定で す。
SS10は、SS4と同じコース。もう少し踏めると判断したらしく、前回より0.8秒タイムアップ
SS11は、Amawaka West(4.75km)。SS2/5/7のリバースステージになります。この方向だと、長い左コーナーが増えるので注意が必要ですが、ドライバー様の 「ギリギリを狙った走り」で他の車とのタイム差は思った以上に広がらずに済みました。そしてこの時点で、5位とのトータル差は34.5秒となりました。
そして、45分のサービス。ハブが手に入らなかったので大きな作業はなく、霧の出そうにない夜ステージに向けて補助灯を白いのに変更したくらいです。
SS12は、SS3/8と同じコース。ここからはハブを保たせて完走するためにペースダウン。そして補助灯を使い始めましたが、このステージだと純正フォ グ(H.I.D.)が意外に明るく感じないことに気がつきました。やはりちゃんとした補助灯が必要なのか???
SS13は、SS1/9と同じコース。実は私、SS8でノートをロストしていたのでそこには十分注意を払って、ノートを読んで、ゴール。
SS14は、SS11と同じコース。SS11終了時点から5位との差は広がる一方だったので、ここは車が保つペースで走って、ゴール。ラリーフィニッシュ の府民の森に向かい、パルクフェルメに車を入れて、ラリーは終了です。

4.ゴール後
パルクフェルメからサービスに向かうと、サービスでは晩ごはんの支度ができていました。やっと、心おきなく食べれます!! それから車両保管が解除になる まで、サービスの撤収作業をしながら待機。しばらくして車両保管が解除され、車に荷物を積んで宿へ向かい、気がつくとバタンキュー・・・
次戦は9月のFMSC。シーズンまっただ中なのに、しばらくシーズンオフのような感覚になりそうです。

「ラリー参戦記」topへ戻る inserted by FC2 system