タイヤ交換だらけの全日本ラリー
ウチのメインドライバー様との全日本選手権参戦は、2004年のRC大分以来。
さてどうなることか・・・
競技会名: MSCC東京ラリー2007
出場車両: AE111スプリンタートレノ
  結果: JN2クラス4位
コメント: 1.出発〜現地入り
スノーラリーから帰って1ヶ月ほど、あのトレノはほぼ休眠状態でした。その後、ダート用のアブソーバーが完成してダートラ場でテスト兼練習。その後でB車両規定状態のエンジンを戻して、ロールバーを追加して、カラーリングはドライバー様自ら行い、車が完成したのはラリー前週のことでした。車の準備に時間を取られてしまったこともあり、まともに練習出来たのは2回ほどでした。
出発当日の木曜日は、午後から仕事を休んでSRSでインパクトレンチホルダを取り付けてからの出発。移動は8時間以上かかるので果たして何時に到着できることか・・・高速乗ってドライバー様曰く「アライメント調整しながら行くから」と。道中は寝てようと思っていたのに・・・アライメントゲージを出してサービスエリアの駐車場で2-3回作業をしましたが、調整がなかなか上手くいきません。この作業中唯一嬉しかったのが、隣に小学生の団体バスが駐まったときに視線と同時に「かっこいいー」の声が聞こえたこと。やはり子供はこういう車に興味があるようです。
そして、ラリー会場&宿のルネサンス棚倉には23時30分頃到着。翌日のレッキに備えてさっさと眠ったのでした。

2.レッキ
レッキ当日は朝4時半起き。身支度をしてHQで受付済ませてサービスへ行ってみると、ドライバー様はスペアタイヤの積み込みに手こずっている様子。この作業が終わらないとビデオの準備もできないので、レッキはすっかり後ろでのスタートとなってしまいました。過去のノートが無い割にレッキのペースは速かったので、2周目には良いところにつけるだろうと思っていたら・・・ギャラリーステージの入り口がわかりにくくてミスコース。実は他にも2回ほどミスコースがあって、2周目もスタート位置は変わらずの結果になってしまったのでした。更に困ったことには、この2周目で地区戦のレッキ車(1回目)が混じってきてペースの合わないレッキを強いられるハメになり、ドライバー様はイライラ。(-"-) あとでビデオを見ても、地区戦選手の車が映っているだけで道は見えないだろうなぁと思いながら、何とか全部のSSコースのレッキを終わらせることが出来ました。
サービスパークに戻って時計を見ると、車検まであと1時間。ハンドルの定まらない車のメンテもしっかりしたかったので、車両保管がないのが幸いでした・・・(-o-;) 車検はとりあえずパスして、作業開始です。気になるハンドルのガタの原因はタイロッドのピロ。部品は持参していたので、ドライバー様とサービス隊員のS貝くんとで夜10時までかかって交換したようです。
#道理で、行きの道中でアライメントが定まらなかったわけで・・・
というわけで、まずはドライバー様の疲労回復が大事。早く眠っていただきました。

3. Leg.1
土曜日のLeg.1は、9:40スタート。8時半にサービスに入って車にビデオを再セットして、パルクフェルメへ車を運び、その約30分後にラリーはスタート。昨日のミスコースの反省を生かして、SS1には無事に到着。
SS1(MyogaMinekoshi 14.22km)は、まずは様子見。久々の全日本、様子見とはいえドキドキしてきました・・・。ゴール500m手前で前ゼッケンに追いついたものの、走りの方はと言うと「ノートが信用できなくてペースを押さえている」割に良いペースで、T中ミラージュには離されましたが、同じタイヤを選択したT橋レビンには2秒ほど速いタイムでゴール。
SS2(Ohmori 5.27km)は、2WD勢ではT中ミラージュに次ぐ2番手タイム。よしよし、良い調子です・・・このままちゃんと完走したら良いことあるんじゃぁ・・・そんなことを期待しながら次のSSへ向かいました。
SS3(KanayammaSakuradaira 14.54km)、ここで事件が起こりました。このSS、実は今回のレッキで一番ノートが合っていない場所で、前ゼッケンをパスしてスタートから9kmくらいのところでノートが合わなくなってきました。ラジオポイントで復帰を狙っていたのですが、ここで右に行くはずが「ワダチが左についてるしコース規制のテープもないから」と車は左に・・・。ドライバー様の調子が出てきたというのに、ここで80秒ほどの遅れを背負ってしまいました。
#これは良いことはなさそうだ・・・
SS4(Renaissance 0.50km)は、サービスパークの下で行われるギャラリーステージ。もう上位入賞は狙えないので、ここはひたすらギャラリーアピール、です。
そして45分サービス。クーラントが減っているので追加したかったのですが、どうやら積み忘れたようです。とりあえずミネラルウォーターを注入して、サービスアウト。
ラリージャパンに向けた練習、と本来の目的を忘れないようにスタートした、SS5(MyogaMinekoshi 14.22km)では、左に駐まっていたリタイヤ車を避けに草むらに入ったところでバーストしたらしく、その後左コーナーでRrが妙に出るように。タイヤ交換できる場所を探していたら、その先に見えるのは「×」マーク。別のリタイヤ車がコースをふさいだようで、レスキューが来るまでにタイヤ交換。助かったぁ・・・(^o^)
SS6(Ohmori 5.27km)は、ノートの遅れからインカットしてはいけないところをカットしてしまい、「パン!」と音がしてFrタイヤをバースト。広いところを見つけて即交換開始、なのですが・・・ナビ席の後ろに乗せた2本目のスペアタイヤがなかなか取り出せません。おまけに私がジャッキアップしていたらジャッキが倒れて来て、やり直しに(やはり板は要るなぁ)。ここで更に6分ほど遅れてしまい、スペアタイヤも使い切ってしまいました・・・。
#これで、翌日は73Rの使用が決定です
SS7(KanayammaSakuradaira 14.54km)は、とにかくバーストに注意。が、何か車内がどんどん暑くなっていきます・・・オーバーヒートらしく、次の瞬間にはヒーターが全開になっていました。暑かったことしか記憶がありません・・・
リエゾンの間に水温も下がって、SS8(Renaissance 0.50km)はドライバー様曰く「憂さ晴らし」。ここで更に1台がリタイヤし、JN2クラスは4台になってしまいました。まさに「サバイバル」です。
サービスでタイヤ交換とアライメント調整、水を補給してLeg.1は終了したのでした。

4. Leg.2
日曜日のLeg.2は、6:53スタート。パルクフェルメから車を出すと、どうもアライメントがおかしい様子。20分のサービスで、MSWの洋○さん、マルシェのW部くんの素早い作業で調整は無事完了してスタートを切ったのでした。
SS9(MuroOodairagusa 5.01km)は、レッキの時の印象だと道が掘れそうでしたが底は意外に固かったようで、昨日使い切ってしまった85Rの方がフィーリングは良い様子。
この日は基本的に完走ペースでの走行で、SS10(Onazawa 9.05km)ではリタイヤ車が道をふさいでキャンセル。
SS11(Mikabubokuya 2.76km)は、ラリージャパンのPawseKamuyをちょっとだけ思い出すギャラリーステージ。角度ついてたかな?
SS12(MuroOodairagusa 5.01km)に向かうまでの間に、タイヤを前後ローテーション。今年からバッテリー式のインパクトレンチを導入したので交換は5分で完了しました!! v(^_^) ・・・が、サービスでも車から降ろして使っているせいかちょっとバッテリーが弱り気味。ちょっと心配。ここではローテーションの効果か、1回目に走ったときより16秒タイムアップ
SS13(Onazawa 9.05km)の手前で、再びタイヤ交換。しかしスタートに行ってみると「キャンセルになりました」とのこと。もっと手前で判っていれば交換しなかったのですが、通過中に、交換したFrタイヤがスローパンクチャー気味と判明しました。林道出たところで、またもタイヤ交換です。
#しかもこのとき、ドライバー様とヘルメット同士でぶつかりました。f(^_^;)
SS14(Mikabubokuya 2.76km)はSS11と同じく無難に走り、最後のSS15(Renaissance 0.50km)。ここはひたすらギャラリーアピールに徹して、セレモニアルフィニッシュを通過して、Leg.2 というかこのラリーは終了。

久々の全日本は大変でした・・・国際ラリーのスケジュールに慣れきってしまっていたのか、ものすごく疲れてしまいました。
次戦の全日本参戦はいつかなぁ?

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