雪はあるのか?! シーズンインはスノーラリー
2007年のシーズンインは、単発イベントのスノーラリー。
暖冬、というか地球温暖化の進行ペースの速い昨今、いつまで日本で雪の上を走れるのか・・・
競技会名:  BICC SNOW & ICE RALLY
出場車両: AE111 スプリンタートレノ
スタートで雪を投げられるところです
  結果: 2WDクラス1位
コメント: 1.車の準備
'07年はヴィッツでラリージャパン、だけでなくAE111トレノで全日本選手権のダートイベントにもスポット参戦しようと考えています。車は年末に購入を決めて、ラリー前週に正式に納車。でも、準備があるので週末のたびに車を借りては、このラリーで使うラリースタッドレスのテストをしたり、スノーラリーで壊れそうなアイテムを外したりと準備を進めていました。今回はレッキもあるし分計とのことなので、ラリコンをつけなくても良いのが楽で良いです。
ところが、主催者からの公式通知によるとどうやら秒計の申告CPがあるようです。これってラリコンいるんじゃぁ・・・??? 納車直後の練習でミッションの調子がおかしいのにも気づいてしまったから、つける時間無いよ〜(ToT)と思いながらも、必死でドライバー様にお願いして、ラリー前週に装備して貰えることに。ホッ。
#でも、これが後でトラブルの種になるとはその時は誰も思わなかったのです・・・

2.出発当日にトラブル
このラリーは金曜日の午後がレッキのため、出発は金曜の早朝。暖冬とはいえ、フロントガラスの凍ったトレノに荷物を積んでエンジンをかけ、さぁ出発!!だったのですが・・・電装系でトラブルが発覚。こっちで直してから向かうとレッキには出られないので、某所から積車を借りて1時間遅れでの出発とあいなったのでした。
#Nさん、有難うございます・・・m(_ _)m
そして、ラリー会場にはレッキ受付の始まった頃に到着。せっかくなのでレッキを1回だけして、その後修理に入るつもりでした。受付を済ませて積車から車を下ろして、駐車場から出ようとしたところで・・・エンスト。その後はちっともエンジンのかかる気配がありません・・・やっぱり修理が先のようで、レッキ不参加決定です。
今回お世話になったのは、ネッツ群馬のG'SPICEさん。トラブルの原因は何とラリコンの配線。今回のラリコン取付には前オーナーの残していた配線をそのまま使ったのですが、それがどこかでショートしてメーターのヒューズが切れてしまい、その直下にあったヒーター/パワーウィンドウ/オルタネーター系統のリレーが働かなくなってしまったんだそうです。
#その後、ラリコンの配線を全て外しました・・・
とりあえず、これで明日は無事に走れそうです。とはいえレッキ不参加は痛い・・・そこで、ひできんぐ&ふなきんぐ組に今日のレッキビデオを見せて貰って、レッキ。道はかなりの所で舗装が見えていて、ちょっと残念なコンディション。バラキサーキットは氷が溶けてレッキは“完熟歩行”だったそうで、ビデオはナシ。・・・明日は一体どんな状況になっているんだろう???

3.ラリー当日
ラリー当日は参加受付をしてドライバー様は車検の準備。「こんなに雪がないのならラリースタッドレスがもったいない」と、タイヤ選択で悩んでいたようですが、結局ラリースタッドレスを選択したようです。
一方私の悩みは秒計の申告CP。昨日ラリコンを外してしまったので今回距離計測ができません。クラスが違う前ゼッケンに聞くしかなさそうです。
窓を開けていたら子供のギャラリーに雪を投げ入れられて、ラリーは10:20:00にスタート。Sec.1はペースノートの確認がメインになります。
SS1は仁田沢バラギ線(2.220km)に向かうと・・・ビデオで見たときよりもさらに雪が無くなっていて、スタート地点はドライターマック。全体にどのSSも雪が無くて、雪・氷・ドライターマック・ウェットターマックの4パターンの路面をラリースタッドレスで走ることになりました。ラリースタッドレスでの舗装は、なかなか怖かったです〜!! (^o^;)
このSS1/5/9では、雪が残って楽しそうなのはヘアピン立ち上がりの日影とゴール手前の高速コーナー2つ。ここでの路面の選び方とどこまでアクセル踏めるかの見極めがタイムを出すポイントとなりそうです。ドライバー様は(ドライバーとしては)北海道育ちなので、その辺はお任せ、です。
SS2/6は大平バラギ線(3.580km)。後半がほとんど舗装で、他のSSと比べるとタイム差はあまりつかない状況。ここは普通のスタッドレスの方が良いのかも? と思いましたがそうはいかない理由が次のSSにありました・・・
SS3/7はバラキサーキット(1.500km)。敷地に入ってコースを見ると、コースが真っ黒です。雪は全然残ってなくて、これでは雨上がりのダートラ場と変わりません。コースは全く見ておらずペースノートもないので、SS3は様子見でスタート。路面のうねり加減はラリージャパンの悪路を思い出させる感じで、内周へ向かいその先のヘアピンで・・・「あれ?」トレノはコースを飛び出してました。そのままアウト側をアクセル抜かずに走って、土手を上ってコース復帰。他にもコースアウトした車はいたらしく、あのヘアピン、思ったより滑るようです。でも、タイム的には他の車との差はほとんど無く・・・コースアウトのロス分がなかったら良いタイム出てたんじゃないかな?という気がします。
#実際、一部の4WD車両には勝っていたようです。
SS4/8は大前千俣林道(4.000km)。ここは、これまでの道と同じコンディションにプラスして、側溝にガードレールが追加されるコース。側溝にはまったらFFは出られそうにないので、ここは2回とも押さえ気味で走ることに。
SS4の後は、私の悩みどころの秒計申告CP。ここでは、ふなきんぐ様から情報を頂いて、無事申告。
#このお礼は両面テープで・・・(^o^;)
サービスでは「大井こずゑさんの豚汁」でほっと一息。この時、2WD勢のSS4までのタイムを集計すると・・・
ゼッケン20(ウチ):11:57.9
ゼッケン22:12:02.3
SSを11.3km走って、ゼッケン22('06年のDE地区チャンピオン)に4.4秒差の1位。ウチのコースアウトがあったので僅差となりました。他の2台はだいぶ差があるので安心できそうです。昨日のレッキをしていない分安全に走っていても、コースアウトしたSS3以外はベストタイム。ドライバー様曰く「まだタイムは上げられるよ」とのことで、Sec.2は13:47:00にスタートして、ゴールすると・・・
ゼッケン20(ウチ):26:02.9
ゼッケン22:26:51.8
全くその通りでした。Sec.2のSS距離は13.5kmくらいだったんですが、2位とのタイム差を49秒にまで広げていました。
#う〜ん、さすがです。v(^o^)v
夜は立食パーティーの表彰式。料理もお酒も美味しくいただいたんですが、やっぱり2WD車の少なかったのがちょっと寂しかったです。来年はもうちょっと2WDのエントラントが増えると良いな。あと雪も。

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