トヨタの開発エンジニアとラリーに参戦!! その2 
一昨年のN谷さん、昨年のM坂さんに引き続き、
今年もすごいお方とヴィッツラリーに出ることになりました。
車の好きなお方と聞いたので、ラリーを楽しんでもらえると良いな。
競技会名: TRDヴィッツチャレンジ2006 Rd.5 in中部
出場車両: SCP10 ヴィッツ 
 おや、見覚えのあるマークが・・・
  結果: チャレンジクラス19位
コメント: 1.準備&練習走行
今回のドライバー様は、トヨタ自動車のチーフエンジニア(ヴィッツ担当)のI上さん。その前はプリウスのチーフエンジニアだったそうで、ディーラー配布のカタログにも写真が載っているんだそうです。
#車好きが高じて実家にはガレージを建てたそうです・・・すご〜い!!
そしてラリー前週は池の平へ“軽〜く”ダート走行の練習に向かい、ラリー前日は例年通り開催された幸田サーキットの練習会に参加しました。お盆休みまっただ中と言うこともあり、関東からの遠征はかなり大変だったようです。
#それでも来るあたり、やっぱりみんなラリーが好きなんだな、と思います。
練習走行の前に車両準備をしてブリーフィングに参加したところ、同じ組にオープンクラスの強豪選手が2〜3台いるようです。これは良いものが見られるかもしれないなと思い、まずは1回目の走行です。まず車に慣れるところから、なんですが・・・ついついいつもの癖で「ここで1速」「ここからアクセル踏んでタイム稼ぐ」などなど言ってしまいました。(^_^;) 後半からは良いペースになってましたが・・・申し訳ありません。m(_ _)m
そして2回目走行に入ったのですが、左Frから妙な振動が・・・どうやらタイヤカスを拾ってしまって、接地面がボコボコになっているようです。これはタイヤカス取らないと直らないのでそのまま無視して、予備車検を通し、この日のスケジュールは終了しました。

2.ラリースタート前
ラリー当日は、I上さんと一緒に会場入りしました。レッキ受付よりちょっと早く着いてしまったものの、これまでの公式通知その他を確認できる時間ができて、ラッキーでした。
そして、レッキ受付開始です。貰ったロードブックとレッキカードを見ると今回のコースは、
(1)幡豆町の某町道
(2)幸田サーキット
(3)サーキット下の採石場
(4)もう一つ別の採石場
の4箇所。そして、採石場のレッキはラリー中に行うようです。(私はすっかり読み違えてました・・・) 採石場がどんな路面状況なのか気になりつつも、町道とサーキットをレッキ。ふと気がつくと、町道SSは勝手にペースノートを作っていました。幸田サーキットは昨日の練習会コースとほぼ同じなので、特に問題なしです。
レッキから帰ってくると、参加確認が待っていました。ゼッケンを貰って車に貼り、そのあとブリーフィングです。今回の町道SSの実施にあたって、主催者の努力は並大抵のものではなかったようです。町道SS実施にこぎ着けてくださった主催者の皆様に感謝です。
そして、10:20:00にカーナンバー41の“ビビビヴィッツ”はスタートしたのでした。

3.ラリー中
この日の天気は快晴。今年はドライバー様ともどもFIA公認のダブルレイヤーのレーシングスーツを着ていたので、ヴィッツのエアコン入れるまではかなり辛かったです。SS距離が短くて良かったぁ・・・!!
#ちなみに、ゼロカーのWRCヴィッツにはエアコンがありませんでした
#おかげで、TCで「エントラントのTCカードは冷たいのに・・・」と言われたそうです
SS1/3は幡豆町の某町道(1.1km)。SS1ではついいつもの癖でいつものノート読みを開始してしまい、ドライバー様が少々混乱して、ゴール。この時点で、3台がコースアウトしていたのですが、特にビックリなのがゴールライン直前の右側に止まっていた車両。“通れるの?”と思い、かなり減速してゴール。SS3ではSS1での反省をもとに、ペースノートを数字読みじゃなくて「ヘアピン」とか「ゆるめの直角」といった言葉読みに変更。これが功を奏したのか?、SS3では7.8秒タイムアップしたのでした。
#1本目からこうするんだった・・・ちょっと後悔。
SS2/4は、幸田サーキット(1.3km)。昨日の練習があったためか、様子見よりはちょっと速いペースでのスタート。練習で走っていなかったコーナーでのアンダーにちょっと驚きましたが、それでも良いペースでゴール。この感じだと、2回目のSS4でタイムアップできるかも・・・と思ったのですが、ピットレーン出た奥のコーナーには今年も浮き砂利があってラインが乱れたけれどあとは良い具合に走って、SS4では0.1秒タイムアップ
ここで、午前の部は終了。お昼ご飯のあとダートSSのレッキを行い、リグループで1分間隔に整列して午後の部を13:58にスタートしました。
SS5/7は、大きな池のある採石場(1.0km)。TCインの時間待ちでドライバー様はコース図とにらめっこしていたようです。もしかすると私よりコースを熟知していたかもしれません。ここは石でガレガレだったり、先が見えなくてジャンプしそうだったり、ギャップがあったりといろいろな路面状態のあるコース。SS5は様子を見ながら走って、SS7では踏めるところでしっかり踏んで4.8秒のタイムアップ
SS6/8は、幸田サーキット下の採石場(1.0km)。ここは所々にあるコンクリの壁が怖いコース。前半にある8の字で回る山を間違えそうになるクルーもいたので、1回目のSS6は道案内に徹して、ゴール。SS8では先ほどと同じく踏めるところで踏んで、8の字の2つ目の山を回るところで私がちょこっとサイドブレーキ引いて2.3秒のタイムアップ
すべてのSSを終了して、ゴールの幡豆町役場へ戻ってまずはひと休み。表彰式の後は他のエントラントの皆様とおしゃべりしてから帰ったのですが、ドライバー様I上さんがおっしゃるに、「楽しかった」とのこと。そう言っていただけて、私も自分の仕事を全うできたと安心しました。
#実は今回、後ろのゼッケンに同じく初参加の方がいらっしゃったので、
#タイムを比べあうこともできました。
#なかなかの接戦で、コドラの私も久々の感覚を楽しみました。
次回も出ていただけると良いなぁ。 (^o^)
実は今、売りに出ているヴィッツラリー車両があるんですよね・・・

「ラリー参戦記」topへ戻る inserted by FC2 system