トヨタの開発エンジニアとラリーに参戦!!

昨年のN谷さんに引き続き、今年もすごいお方とヴィッツラリーに出ることになりました。
失礼の無いようにしなくては・・・

競技会名:TRD ヴィッツチャレンジ Rd.5 in 中部
出場車両:SCP10 ヴィッツ(1.0L)
     
  結果:チャレンジクラス 28位
コメント:1.準備&練習走行
     今回のドライバー様は、トヨタ自動車のエグゼクティブチーフエンジニア
     (舌かみそう・・・)のM坂さん。今年デビューの新型ヴィッツや、ポルテ・
     パッソといった小型車を担当していらっしゃるんだそうです。
     #そしてその昔は、ヨーロッパのカローラを担当していらしたことも・・・!!
     #宝物は、'98年のモンテカルロでサインツ&オリオールと並んで撮った写真だとか・・・
     #くぅーっ、羨ましい!! (>_<)
     M坂さんはラリー参戦は始めてとのことでしたので、事前に簡単な打ち合わせ
     だけして、ラリー前日の幸田サーキットに集合しました。M坂さんのスケ
     ジュールの都合上、サーキットの練習走行のみ参加です。
     練習走行の前に、まずは車両準備。「GTSマーク」と「名前」を貼りました。
     特に「GTSマーク」は手切りでの作成だそうです・・・驚き。
     #キレイに貼れなくて申し訳ありません・・・
     そして、2回の練習走行。1回目はまず車に慣れるところから、です。
     今回の車はパワステレスなので辛くないのかな?と思い聞いてみたところ、
     「普段パワステなしの車に乗ってるから、平気」とのこと。ですが、
     ダートでのロックtoロックは大変かもしれません。2回目は車にも慣れて
     ペースUP。昨年の中谷さんの記事にもあったように、「1速を使うのが
     タイムアップのポイント」とお話ししたところ、次の周回で早速実行して
     いらっしゃいました・・・
     練習終了後、
     「1速と2速、離れているからやっぱりクロスM/T欲しいよね〜」
     とおっしゃっていましたが、私も全く同感でした。
     そして、明日のラリー本番はスタート会場に現地集合であることを確認して、
     この日は解散したのでした。

     2.ラリースタート前
     ラリー当日は、オフィシャル(0カー)のA野さん運転のWRCヴィッツで、会場の
     幡豆町役場に入りました。オフィシャルの集合時刻(エントラントより1時間早い)
     到着です。ゆっくり寝てようと思ったのですが、WRCヴィッツのトーが
     おかしいからと作業をあれこれ手伝っているうちに、あっという間に時間が
     過ぎていきました。
     そしてこの時、オドロキの事実も・・・
     今年からヴィッツラリーに参戦しているYさんは、ウチのWRCヴィッツが
     昨年のラリージャパンに出ているのを見て、ハチロクを売って
     ヴィッツラリーを始めたんだそうです。
     自分のラリー活動が、ここまで他人に影響を与えてしまうとは思って
     いませんでした・・・。
     そして、エントラントの受付が始まり、レーシングスーツに着替えて
     早速レッキへ出発です。貰ったレッキカードを見ると、昨日も各SSを
     レッキできたようです。
     #私一人でも、レッキしてた方が良かったかな?
     今回のコースは、
     (1)幸田サーキット 
     (2)幸田サーキット特設コース 
     (3)サーキット下の採石場 
     (4)もう一つ別の採石場 の4箇所。
     採石場は昨年と全く同じところだったのですが、どっちも逆方向で使って
     います。一部路面の悪いところもあるので、ちょっと上級向きになった
     のかもしれません。
     レッキから帰って参加確認のあと、ブリーフィング。面白いエントラント
     紹介に見送られつつ、9:46:00にカーナンバー47の“TRDファクトリーGTS
     ヴィッツ”はスタートしたのでした。

     3.ラリー中
     私はシングルのレーシングスーツで出走したのですが、この日は朝から
     かなり暑かったです。M坂さんはFIA公認モノだったのでおそらくダブル・・・
     ヴィッツラリーの車がエアコン付きで助かりました。
     #おかげでリエゾンは常にA/C ONでした
     SS1/5/9は幸田サーキット(1.5km/2.0km)。昨日練習しているとはいえ、
     初出場。まずSS1は様子見です。コースをつかんでからの、SS5では見違える
     走り5.5秒のタイムアップ。SS9では前走車との追っかけっこを楽しみつつ、
     ゴールしたのでした。
     SS2/6は。幸田サーキットと採石場の中間エリア(0.7km)
     苛性ソーダのタンクがあってぶくぶくと音を立てていたり重機がシケイン
     代わりに止まっていたり、なかなかドキドキもののコースです。ガレガレの
     上り坂も無難に走って、SS6では5.8秒タイムアップ
     SS3/7は、幸田サーキット下の採石場(1.0km)。私たちがスタート
     する頃には、すでに転倒車両が出ていました・・・。ここはスタートから
     コースが見渡せるので、他の車の走りを見て危険なところをチェック。
     そこだけ気をつければあとはキレイなフラットダート。SS7でのタイム
     アップは4秒でした。
     SS4/8は、もうひとつ別の採石場(1.2km)。スタートしてすぐ池の
     周りを1周するのですが、ここは上手くやれば軽いドリフト状態で走って
     いけるんでは・・・という気がしました。全体に路面もキレイで楽しめそうな
     コースです。SS8ではミスコースしそうになったのでタイムアップならず
     ・・・ちょっと残念。
     そして今回、レッキではペースノートを作らなかったので、SS中はどう
     しようかと悩んでいました。最初はミスコース防止の道案内だけにしようと
     思っていたのですが、SS2以降は気がつくと・・・
     「こっから全開!!」
     「ここは1速!!」
     などなど、生意気にも言っていました・・・。
     M坂さん、せっついてしまって申し訳ありません・・・m(_ _)m

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