冬の雪練三昧を経て、ついに2005年のシーズンインです。
今年の参戦予定は、APRC北海道とWRCラリージャパン。
でもそれだけじゃちょっと寂しいなぁと思っていたら、「出てみない?」と
お声がかかり、ウチのクルーの今年最初のイベントは
「ガッキー杯 関西Day-Rally Series」となったのでした。

競技会名： 春一番! MUCCOLE HOLIDAY
出場車両： NCP10　ヴィッツ　RS
　　　　　 写真提供：ガッキー様
　　　　　見事、雪景色です・・・
　　結果：  竹クラス1位
　　　　　 これでラリージャパンの雪辱を晴らす???

コメント：1.準備〜現地到着
　　　　　昨年のラリージャパンから帰ってきて、ヴィッツは板金屋さんへ直行。
　　　　　10月末には復活していました。ですが、その後は私が母校の講演の
　　　　　ために乗っていったくらいで、気がつくとバッテリーが上がっていました・・・
　　　　　年が明けてからは一度だけ雪道練習にドライバー様が使ったようですが、
　　　　　アライメントを直していない状態での雪道走行・・・コントロールが
　　　　　シビアで軽くヘッドライトが割れてフェンダーを凹ませました。が、
　　　　　「クローズド格式だし、透明テープで補修すれば十分だろう」と、
　　　　　ラリー前週までヴィッツはそのままほったらかしにされて
　　　　　いました。
　　　　　ところが参加申込み後、保安部品の破損はダメということが発覚。慌てて
　　　　　部品を手配し、ヘッドライト交換&フェンダー板金をしたのが金曜の晩でした。
　　　　　＃フェンダーを外すのが、かなり面倒だったようです。
　　　　　そしてタイヤもラリータイヤ4本に交換し、スペアはスタッドレス2本を
　　　　　準備しました。
　　　　　豊田を出発したのは、土曜日の午後。亀山から鈴鹿峠を越えたあたりで
　　　　　雹が降り始め、琵琶湖大橋を渡りR477を目指す頃には雪・・・その後
　　　　　通った途中峠や花背峠ではもう積もっているところもあり、美山に入ると
　　　　　圧雪路・・・4輪ともラリータイヤのウチのヴィッツは、スタッドレスの
　　　　　地元車に何度も道を譲りました。そんなこんなで、宿に到着したのが夜7時過ぎ。

　　　　　2.前日の宴会〜スタート前
　　　　　宿は、スタート会場から15kmほど山奥に入ったところにある民宿・
　　　　　ハリマ家さん。さっそく食事にしてもらい、食堂に向かうともう一組
　　　　　お客さんがいるようです。見覚えのある後姿だなぁと思いつつ席につくと、
　　　　　何とK藤さんでした。明日のラリーのエントラント(しかもナビ)なんだそうです。
　　　　　これは驚き!!
　　　　　ちなみに食事はぼたん鍋&鹿の刺身。どっちも初めて食べましたが、
　　　　　美味しかったです。あと地酒も(^_^)。夏は鮎が食べられるらしく、
　　　　　ラリーとは関係ナシにまた別の季節にお邪魔したくなりました。
　　　　　その後、雪は止む様子が無く「明日は積もるよ」というお話だったので、
　　　　　ドライバー様はフロントだけスタッドレスに交換。
　　　　　ラリー当日の翌朝は、7時起き。身支度の後食事を済ませて、車に積もった
　　　　　雪を下ろして出発。4輪スタッドレスだと本当に楽しく走れそうな路面で、
　　　　　ちょっと残念でした。
　　　　　スタート会場の美山自然文化村に到着して、早速受付に向かい書類を
　　　　　受け取りました。今日のエントラントは18台。一番多いのが、ラリコンなし・
　　　　　ライセンスなしの梅クラスで、車もニュービートルから元ガッキーセリカ
　　　　　まで多彩な11台。ウチの出場する竹クラスは4台で、ゼッケンはラストの18。
　　　　　＃これはラリコンなし梅クラスの基準車になって欲しいということ?
　　　　　そしてユニークなのが、「同減点対策お買い物ゲーム」。競技長・
　　　　　エントラントがSec.間の休憩中に買い物をして、その1000円未満の金額差を、
　　　　　1円=0.001点として減点に追加するというもので、通常の判断基準でも
　　　　　順位が決まらない場合の最終手段にするんだそうです。
　　　　　さっそくいつものようにコマ図に書き込みを開始。といっても、書き込む
　　　　　作業自体が久々で、あっという間にドライバーズブリーフィングの時間に
　　　　　なってしまいました。

　　　　　3.ラリースタート〜ゴール
　　　　　そして10:18:00に、ウチのヴィッツはスタート。まずはMCPへ向かいます。
　　　　　ここでの補正係数は0.94。いつもと比べるとちょっと基準車とのズレが
　　　　　大きいなぁと思いつつ、ノーチェック区間で時間をつぶし、オンタイムで
　　　　　ソロソロと出発。そうしたら現れました・・・1CP。CPインすると
　　　　　「基準車が来た〜」と声をかけられ、次のCPへ。PCとなる看板も無事に
　　　　　見つけ、CPが来そうになったらオンタイム走行、のパターンで2/3CPを通過。
　　　　　この後は京北町役場近くのスーパーで、Sec.1分の正解表を貰って休憩。
　　　　　同減点対策の「お買い物ゲーム」はドライバー様にお任せして、これまでの
　　　　　減点のチェックを始めました。1CP：0、2CP：5(あれ?)、3CP：12(えぇ〜?)
　　　　　・・・この12点は何だろう?
　　　　　おかしいなぁと思いつつも、時間が来てしまったので11:58にSec.2を
　　　　　スタートしました。
　　　　　「減点を増やさないようにしよう」と決意を新たにして4CPは何事も無く
　　　　　通過。ところが、その後の最初のコマ図PCでラリコンの処理をして次の
　　　　　看板PCの情報をドライバー様に伝えようとしたら・・・前を見ると、
　　　　　もうひとつ先に出てくるはずのPC看板が現れました。
　　　　　私：「あ・・・看板ひとつ見逃した」(-o-|||)
　　　　　ドライバー様：「え〜、どうするの?!　追い上げ来ちゃったから行くよ」(-"-)
　　　　　後ろを見ると、黄色いストーリアがもう後ろに控えていました。800ｍほど
　　　　　戻れば見つかるハズなのですが、指示速度も1km/h違いなので違っていても
　　　　　1秒くらいということでこれは補正で対応することにしました。
　　　　　良くないことは重なるもので、その後、何ともうひとつ看板を見落とす
　　　　　ことに・・・(-o-|||)仕方が無いので、前後のPCの真ん中にあると仮定して
　　　　　更に補正を加えることにしました。そこで車を走らせながら計算を始めた
　　　　　のですが、とあるPCを通り過ぎたところで時間調整?のエントラントに
　　　　　「今どのくらい遅れてます?」と、声をかけられました。3分くらい先行
　　　　　してると答えると、その車は先に行ってしまい、ウチのヴィッツももう
　　　　　ちょっと先に行こうとスタートしようとしたら、エンスト。エンジンを
　　　　　かけようとしたら、ラリコンの表示が一部消えてしまいました・・・
　　　　　(ToT)
　　　　　気を取り直してラリコンの電源を入れて、
　　　　　(1)まずは時計合わせ
　　　　　(2)距離の補正係数を入力 (RC-nonoの場合は、その後CP処理)
　　　　　(3)次のPCまで向かう
　　　　　(4)CPからのPC距離は全部控えてあったので、CPからの所要時間を計算
　　　　　(5)PCのスタート時刻を、CPスタート時刻+所要時間に変更
　　　　　こうして、無事に挽回。・・・と言っても、計算しているうちに次のPCが
　　　　　どんどんやってきて、計算が終わって入力するとすぐCPが現れ・・・結構
　　　　　ギリギリでした。
　　　　　そんな訳で、この後は看板に要注意することにして無事、自然文化村にゴール。
　　　　　FCPの申告を済ませて正解表を貰い、減点のチェック。
　　　　　4CP：1、5CP：1、6CP：2、7CP：2、FCP：0　で、トータルは23点。
　　　　　さて順位はどうなるか・・・そんなことを考えつつ、地鶏の丼でお昼ご飯。
　　　　　鶏も卵も美味しかったです。(^_^)　その一方、外はまた雪が降り始めていました。
　　　　　そして気になる暫定結果は・・・クラス1位。
　　　　　PC見落としは無事リカバーしているようですが、3CPの減点12は謎です。
　　　　　久々の補正ラリーとはいえ、まだまだ修行不足だなと思いました。
　　　　　クラスチャンピオンの特典、名古屋コーチン&万博目指して次も頑張りたいものです。