カルチャーショックを受けたラリー

ノースアタックから帰ってきて、次の週末はのんびり・・・
そう思っていたのですが、木曜の晩、意外な人から意外な電話が・・・

競技会名: ARUZE・TRDヴィッツチャレンジ Rd.4 in 長野
出場車両: SCP10 ヴィッツ (1.0L)
      
  結果: 賞典外 (タイム的には26位)

コメント:1.出発〜レキ
     木曜の晩にK田選手から「今週末は暇?」と電話があり、賞典外にも
     関わらずこのラリーに出場が決まりました。ドライバーはレーサー兼
     評論家のN谷さん。某誌の企画で出場するとのことで、編集の方と
     まずは打ち合わせして、待ち合わせの場所と時間を確認。
     「今回は林道SSもあるしペースノートの読める軽量な女性ナビが良い」
     ということで、私に声がかかったようです。
     そして土曜日、菅平高原へ向かって出発。現地には13時ごろに到着し、
     まずは受付。TRDの方によると、今日のレキは林道SS1カ所(2.4km)のみで、
     1回目:レキ、2回目以降:練習走行(ヘルメット・長袖必須)という
     スケジュール。残りのSSは明日のレキもしくはラリー中にレキをする
     とのこと。今まで私が出てきたラリーではあまり見られないスケジュールで、
     ちょっと、とまどいました。それから、レキの説明会の前にN谷さんと
     打ち合わせ。これまでペースノートを作ったことがないというお話
     だったので、ウチのノートの作り方をお話しして取りあえずそれで
     やってみることになりました。
     そして、レキに出発。1回目はN谷さんからの情報と自分が見えるものを
     ノートに書きとめていきます。ここで、私の聞き逃しが発生したので
     2回目は、そのノートを読みながら走って微修正。3回目で、合って
     いるかを確認。
     #3回走れて良かった・・・。
     レキが終了したのが、17時ごろ。そのままN谷さん・編集の方と晩ご飯を
     食べて、宿に戻ってのんびりとしていました。そろそろ寝ようかなぁと
     思っても、まだ10時。いつもだったらノートの清書で忙しいのに・・・
     やっぱり時間の流れ方が違います。

     2.ラリー当日
     日曜日は朝5時起き。朝食もそこそこにスタート会場に向かうと、すでに
     N谷さんとヴィッツは到着ずみ。まずはレキです。向かったのは昨日と
     同じ林道SSと、ダートの駐車場を使ったSS。特に林道SSについては
     これで4回目・・・ひとつのラリーで同じところを4回もレキできる
     なんて驚き。
     そしてスタート会場に戻ると、すでに参加受付済みで車検の準備。
     ラリコンの使い方のレクチャーを頼まれることもありましたが、
     ブリーフィングまではのんびりとしていました。
     ちなみに今回のSS構成は以下の通り。
     SS1・3 2.5km 舗装の林道(レキ済み)
     SS2 1.5km ダート駐車場のパイロンコース(レキ済み)
     SS4・6 1.5km モーターランド野沢でダートラ(リエゾン区間でレキ)
     SS5 1.0km 舗装駐車場のパイロンコース(リエゾン区間でレキ)
     レキの頃から雨が降り出していたのですが、この頃になるともうザァザァ降り。
     やな天気・・・と思いつつ、8:59:00にゼッケン10のウチのクルーはスタート。

     SS1では、“ペースノートが無事に読めますように”と祈りつつ、スタート。
     ・・・が、最初のコーナーを抜けて驚きました。次のコーナーがまだ先に
     見えてます。1000ccヴィッツの遅さにまず唖然・・・むしろ、
     ノートの方が速すぎました(後で、N谷さんには“コーナー立ち上がってからでも
     間に合うから”と言われました)。ゴールすると「ベストです」と。
     ペースノート効果はやはり大きかったようで、「次のコーナーへ向かって
     安心してアクセル踏んでいける」とのこと。

     次のSS2、ここで一波乱が起きました。駐車場を抜ける手前でターンを
     忘れて車はそのまままっすぐ・・・バックしてオンコースに戻ったので
     タイムは生きているのですが、よくよく考えてみるとミスコース扱いと
     するのとどっちがお得なのだろう? そう思いつつ、ゴール。

     SS3までの時間待ちで、後ろゼッケンの方とちょっとお話を。さっきの
     SS2でウチがバックしてくるのを走りながら見ていたそうで、
     「路面ミューがわかってラッキーだった」とのこと。ご迷惑をかけた
     わけではなかったようで、一安心。SS3もゴールすると、「ベスト」
     の声が。一番速いM田選手はゼッケン1なので、このベストは覆らないでしょう・・・

     そして、残りのSSのレキをして、サービス会場のモーターランド野沢へ。
     この移動の間でまた驚いたのが、みんながレーシングスーツでコンビニ
     寄ったりしていること。私のこれまでの感覚だと、TCに早く着いて周りから
     情報収集、なのに・・・やっぱり“のんびり”なんだなぁと妙に感心して
     しまったのでした
     それからモーターランド野沢に到着し、サービス。ふと見ると、同じ日に
     開催された東日本戦に出ているはずのペルカムさんがいらっしゃる・・・
     元気ですねぇ、と感心しつつとりあえず一休み。モーターランド野沢の
     SSコースは雨でヌタヌタだったので、山のあるRrタイヤをフロントに
     持ってきて準備完了(本当ならBS370Rがあると良いのですが・・・)
     私が周囲から「N谷さんのタイム教えて」と聞かれ回る一方、N谷さんは
     コースを眺めつつ、全日本ラリーチャンピオンA野さんとダートの走り方
     について談義。

     SS4は、レキしたときと変わらない路面のまま、スタート。見た目より
     よくすべる路面です。ダートはほとんど走ったことがないそうで、
     タイム的にはベストの9秒落ち。タイヤもあまり山がないのと、今回の
     ヴィッツはパワステがないそうなので厳しいかもしれません。

     SS5は、TC手前でタイヤ交換が出来る場所があったのですが、ここは
     エア圧の調整のみでジムカーナSSをスタート。わかりやすいコースで
     ミスコースもなく、ベストの1.2秒落ち。タイヤを前後入れ替えていたら、
     ベスト取れていたかもしれません。

     ラストのSS6。SS4で走ったときに比べ、路面状況が良くなってきました。
     10秒タイムアップしてベストとの差も7秒差に縮めて、ゴール。
     SSゴール後は下回りを洗車してもらってから、ゴール会場へ向かいました。

     1時間ほど後で、表彰式の始まりです。ここでまた驚いたのが、
     10位くらいから賞典があること・色々な特別賞があること・全員に
     コメントを聞いていること。こんなに長い表彰式は初めてで、
     終わると19:30でした・・・
     #確かにウチの名大ラリーでも過去には10位くらいから賞品出してましたが・・・
     次戦のヴィッツチャレンジも、出場することになりそうです。私の地元
     愛知で開催されるとのことですが、幸田サーキットって行ったことないので
     ちょっと楽しみです。 inserted by FC2 system