目指せ2連覇!! インチUPで挑んだラリー

このラリーで昨年、私(とドライバー様)は全日本初優勝を飾りました。
そのときの表彰式で言われた言葉があります。
「四国を制するものは全国を制する」
昨年は本当にそのとおりになってしまいましたが、さて今年は?

競技会名: 2004年 MACラリー
出場車両: GA2 シティ CR-i
      
      最終SSのスタートを待っているところです
  結果: 2Aクラス1位
     これで、このラリーは2連覇です!!
コメント:1.準備〜出発
     前回のGRAVELのラリーが終わって、このラリーまでは2ヶ月弱間が
     あったのでまずは休息。WRC用のVitzが走れる状態になっていたので、
     どんなものかちょっと乗ってみました。そして、5月末にドライバー様の
     会社のイベントにVitzを展示することが決まっていたので、グリーン
     クラフトさんでカラーリングの準備に取り掛かり、その間ほとんど
     GA2のメンテナンスはお預け・・・練習も数えるほどしか行っていません。
     イベントが終わって気がつくと、MACラリーの2週間前でした。
     車のほうの変更点は、
     1.昨年の反省から、調子の悪かったクロスM/TのO/H
     2.タイヤを通常のD98J 175/60R13 GPS/SPSのほかにフロント用で
      D98J 185/55R14を準備しました。
     #GRAVELで撮った写真の中にフロントに14インチのタイヤを履いているGA2がいたのです。
     #その車、良いタイムを出していたので試してみる価値がありそうです。
     ラリーの前週は、ドライバー様は車のメンテとタイヤ準備・私は
     大学対抗のダートラのオフィシャルで練習できず、石川カイロ
     プラクティックさんに行ったのみ。14インチタイヤのテストを少し
     行ってはいましたが人間のほうは練習不足気味です。
     そして木曜の夕方、高浜までGA2でドライバー様を迎えに行き、松山
     行きのフェリーが出る神戸へ向かったのでした。

     2.レキ
     フェリーが松山に到着したのが、金曜日の朝6時過ぎ。ここから
     会場の美川スキー場まで向かいます。途中ガソリン補給にガソリン
     スタンドに立ち寄りましたが、フューエルキャップを忘れることは
     ありませんでした。(^_^)
     レキの受付が始まった朝8時過ぎに、スタート会場に到着。タイヤ
     その他の荷物を下ろしてビデオの設置をして9時からレキ開始です。
     今回使用する林道は昨年と同じく4.4kmと24.7kmの2本。4.4kmの
     林道は去年と全くの逆方向のため、新規にノートを作りました。
     24.7kmの林道は、上りの24km通しで使う方向は去年のノートが
     そのまま使えました。が、その逆方向(下り)は去年とスタートと
     ゴールが違っていたので、去年のノートがコマ切れに役に立ちました。
     でも、レキでの作業が煩雑になったので、去年林道の入り口から
     出口まで通しで作っておけば良かったかも・・・と後悔。
     レキ終了後はすぐ受付・車検。受付後さっそく、私はペースノートの
     清書にかかりました。24km往復を清書したのですがやはり長いです
     ・・・ノートのページも足りなくなりそうでした
     #WRCには3冊くらい準備しておこう・・・
     清書が終わると9時半。この後はいつもビデオで間違いが無いか
     全コース確認するのですが、今回は24kmの上りと4.4kmだけ確認して、
     12時には布団にもぐったのでした。

     3.第1ステージ
     ラリー当日は6時半起床。身支度を済ませてサービスへ向かい残りの
     ビデオ(24km下り)のチェックをして、車が車両保管から帰ってくるの
     を待っていました。天気が薄曇りだったので、タイヤをGPSコンパウ
     ンドに交換してから、スタートラインに並びました。
     そして、9:11:00にゼッケン41のウチのクルーはスタートしたのでした。

     SS1(10.00km)は、24kmの上り前半を使うコース。最初のSSが
     10kmというのは最近練習していない私にはインパクトがあって
     ヒヤヒヤしてましたが何とかノートを読み切って、ゴール。我々の前
     ゼッケンで高崎マーチと矢島シティが走っているので、「ベストは?」
     と聞くと「教えられないことになっている」とのこと。次のSSスタート
     までに、ナビを捕まえてタイムを聞かなくては!!

     SS2(7.2km)は、SS1の奥・24kmの上り後半を使うコース。ここに
     来るまでの間も、SS8に備えてノートのチェックを進めてきました。
     そして、高崎マーチと矢島シティのSS1のタイムを聞く間もなく
     スタート。ゴールちょっと前の、ドラム缶の置いてある右コーナーで、
     コーナー奥が思っていたよりもキツくてコースアウト・・・とまでは
     いかなかったですが、ヒヤリとしながらゴール

     SS3(4.4km)は4.4km林道の下り。この手前のCPに入る前に時間が
     あったので周りのタイムを聞いてみると・・・
     矢島シティ SS1:515+SS2:373=888秒
     高崎マーチ SS1:499+SS2:360=859秒
     ウチ    SS1:496+SS2:358=854秒
     高崎マーチに5秒差をつけて、ウチがトップです。SS1・2ともに
     ベストで幸先良いです。そしてSS3をスタート。逆方向で走った去年に
     比べ全体に下りになるので、結構危ないコースかもしれません。
     何かノートがヘン?と思いつつも無事ゴール。

     これで、第1ステージは終了。サービス会場への入り口を間違えそうに
     なりつつ、サービスへ向かったのでした。車から下りてSS3のタイム
     情報を集めてみると、
     矢島シティ SS1:515+SS2:373+SS3:242=1130秒
     高崎マーチ SS1:499+SS2:360+SS3:242=1101秒
     ウチ    SS1:496+SS2:358+SS3:242=1096秒
     ・・・何とSS3は同秒ベストがウチも含めて4台並びました。
     毎度のことですが高崎マーチとの秒差の争いからは気が抜けない状況です。
     このサービスは20分程度。この後気温が上がりそうだったので、
     タイヤをSPSコンパウンドに変更し、フロントタイヤは遂に14インチを
     投入しました。

     4.第2ステージ
     第2ステージは、11:38:00にスタートしました。
     SS4(4.0km)は24km林道下りの前半を使ったコース。ここは淡々と
     走って、ゴール。SS5スタート前に様子をうかがうと、高崎マーチを
     3秒離してウチがベスト獲得です。

     SS5(10.6km)は、去年ウチがぶっちぎりの速さを見せて初優勝の
     きっかけを作ったコースです。今年もやはり、ドライバー様の
     アクセルの踏みっぷりはキレていました。ウェットだった去年と違い
     今年は完全ドライのため、ペースも速くノート読むのが遅れそうに
     なる時も。SS6前にタイムを聞いてみると、矢島シティを7秒・
     高崎マーチを10秒(去年と同じ)離してウチがベスト獲得です。

     SS6(4.4km)は、SS3と同じコース。ゴール手前の高速コーナーが
     続く区間でまたキレた走りを見せて、ゴール。

     これで、第2ステージは終了。ここまでのタイム情報を集めたところ、
     矢島シティ 1130秒+SS4:199+SS5:531+SS6:243=2103秒
     高崎マーチ 1101秒+SS4:196+SS5:534+SS6:244=2075秒
     ウチ    1096秒+SS4:193+SS5:524+SS6:242=2055秒
     ・・・SS1〜6まですべてベストを取って、2位に20秒差をつけてウチが
     トップです。このまま第3ステージもベストを取って、全部のSSで
     ベストを・・・という考えも思いつきましたが、欲は出さずにきっちり
     完走しようという結論に至りました。そこでサービスでは、タイヤの
     傷やエア圧チェック・増し締め・オイル漏れチェック・(トラブルが
     起きて暗くなった時のために)ランプ類追加といった、
     ”完走するためのメンテ”をお願いしたのでした。

     5.第3ステージ
     第3ステージは、14:52:00にスタートしました。
     SS7(4.4km)までの移動で眠くなることもありましたが、スタートする
     頃には目もパッチリ。SS7はSS3・6と同じコース。だいぶ習熟して
     きたかな〜と思いつつゴールしたところ、SS3のタイムの2秒落ち・・・
     ここで全SSでベスト獲得の野望はついえてしまいました。

     最終SSのSS8(24.7km)は、今回の目玉の最長SSです。ここまでの
     タイム情報によると、ウチと2番手の高崎マーチとの差は21秒、気を
     抜きすぎると逆転されてしまうタイム差です。スタートして後半の
     高速区間にさしかかったところでノートが遅れそうになり何とか復帰
     したものの、「ドコ読んでるんだろう・・・」とドライバー様は
     不安を抱きつつ走っていたそうです。SS2でヒヤリとした右コーナーには
     またヒヤリとしながらも、無事にゴール。
     あとは、会場に戻るだけです。

     6.ゴール後
     スキー場に戻って、気になる高崎マーチのSS8のタイムを聞きにいくと、
     SS8はウチの13秒負け。トータル8秒差で、ウチが1位です。
     #よくよく考えてみると、去年も最終SSまでに21秒差をつけていて、
     #最終SSで13秒負けてた気がします・・・
     パンフにも書いたとおりに2連覇達成です!! \(^o^)/
     そして、翌朝の表彰式を前に、夜、ドライバー様は宴会。
     別名「第4ステージ」です・・・
     帰りの道中、私が運転を交代して瀬戸大橋を渡ったのは
     言うまでもありません。 inserted by FC2 system