北海道で全日本チャンピオンを決め、最終戦は出場せず・・・
突然のシーズンオフにちょっと物足りなさを感じていたのですが、
どうやらラリーの神様?は私を見捨てていなかったようです。
競技会名: シロキヤラリー'03
出場車両: AE111 カローラレビン
これでAE111はレビン/トレノ両方を制覇!!
結果: 2Bクラス1位
しかも、ドライバー様は中部チャンピオン獲得です
コメント:1.準備〜レキ〜スタート
このラリーに出場するのが決まったのは、ラリー前週の木曜日でした。
その翌日の金曜(申込〆切当日)の晩に、SRSで参加申し込みを書いて
そのまま練習に行って来ました。まずはドライバー様の知っている道で
ノート作成(レキ)&実際にノートを読んで、聞いてもらって走る練習です。
最近ずっとAクラスでノートを読んでいたせいか、やはりちょっとノートが
遅れ気味です。また、ドライバー人それぞれの表記があるので、読み慣れない
単語も・・・ラリー当日までに慣れなくては。そして、土曜の晩は
ドライバー様の知らない道での練習です。本番を想定して、レキから
実際に走るまでを予行演習?してきました。ここで、何とかノート読みは
形になってきたといった感じです。
ラリー当日は、レキ受付の2時間前に集合。受付の始まるちょっと前に
現地に到着すると、もう車がいっぱい・・・みんなやる気いっぱいだぁ・・・
何か、プレッシャーを感じてきました・・・。本日興味のあるクルーは、
シリーズトップのI井/O串組と、先回のMASCでドライバー様が悔しい
負け方をしたというS橋/I本組。この2台のタイムをまずは聞いていこう、
そう思いました。
そして、受付・準備を済ませてレキに出発。今回SSはLeg.1で4本・
Leg.2で5本あるんですが、そのうちの林道2本、詳しく言うとSS1・3・7と
SS2・4(S林道X3・N林道X2)をレキできるようです。レキのない残りの
4本のSSで、勝負が決まるかも・・・と思いつつ、レキ開始です。2回見て
回れたのでノートもある程度作り込め、早めに出たのでスタート会場に
早く到着できてノートの清書もできました。でも、ビデオ見てノートの
チェックまでする余裕はちょっと無く、写し漏れがないかだけチェックして、
ドラミに。SSの再走など重要事項の確認をして、20:43:00にゼッケン13の
ウチのクルーはスタートしたのでした。
2.Sec.1
スタートしてTC1へ向かうまでに、まず最初にミスコース対策で距離の
補正係数をラリコン(初使用のJX-555)に入力。
SS1は、S林道3.2km。前週の2回の練習で、コンビネーションは何とか
形にしてきたつもりですが、果たして本番のラリーでは上手く行くのか?
そう思いながらSSをスタート。ノートが遅れそうになる?! そのせいか、
練習の時より車の動きがギクシャクしてます。そして、この道自体結構
上りがきついのか、なかなか上手くスピードが乗らずドライバー様は
クラッチ蹴っているのが解ります。失敗したかな・・・と思いつつ、
ゴール。「ベストは?」と聞くと、「I井さんと同秒ベスト!」 離されてない
コトが解り、一安心です。が、その1秒後ろにはS橋インテが・・・油断は禁物?
SS2は、N林道9.0km。
#こういう距離の長いSSって、個人的には勝負所になると思ってます
ここはなかなかハイスピードなところがあって走りが決まればタイムに
効きそうなのですが、ノート読みは合ってきた(つもり)けどさっきと同じく
車の動きがギクシャク・・・即席コンビだから、ノートを信用して
アクセル踏めないのかな? ゴールすると、「I井さんの20秒落ち」と。
何?! そしてS橋DC2には12秒離されています。
一体、何がまずいんだろう・・・そう思いつつ、SS3へ。
SS3は、SS1と同じコース。SS1と同じような走り方で、全く同じタイムで、
ゴール。ベストのIさんとは1秒離されました。このゴール後にドライバー様
曰く、「エア圧が低すぎて、抵抗になってる・・・タイヤが思ったより
暖まらないから、もう少し空気入れたい。」と。幸い車内に空気入れを
載せていたので、SS4の手前で空気を入れてエア圧調整しました。
SS4は、SS2と同じコース。SS2の時と、走りっぷりが全然違う・・・!!
キレた走りです。私のノート読みも遅れることなくゴールすると、
何とCクラスベストの1秒落ち。Bクラスでは他の車を5秒離してベストです。
そしてこのSSで、S橋DC2はスピンしたらしくトップ争いから離れたようです。
これで、Sec.1のSSは終了。Regroupのあと、1時間のサービスINです。
そして、無事にサービスに到着し周囲の減点状況の情報収集にいくと・・・
ウチ 22分31秒
I井/O串組 22分25秒 +10秒
S浦/N沢組 22分38秒
M田/U組 22分38秒
S橋/I本組 22分46秒
N村/A井組 22分47秒
・・・ということで、ウチがトップ。I井/O串組は、TC遅着でペナルティを
貰ったようです。ちょっと安心して、ミツバさんサービスでストーブに当たり、
見物に来ていたウチの両親(サービス員に早変わり)から暖かい物を貰い
くつろいでました。が、この後のSec.2は5本のSS(トータル23.5km)のうち
レキをしてないSSが4本。まだ気は抜けないな・・・そう思いつつ、
Sec.2のスタートを待つ私でした。
3.Sec.2
Sec.2は、0:34にスタート。SS5・6はサービス会場近くの5kmちょっとの
林道を往復で使います。ここはレキをしてないので、2位以下と更にタイム差を
広げるにはここでのタイムがポイントになります。でもこの道はSS8・9で
もう一度使うので、まずはSS5・6は様子見です。
そしてSS5をスタート。この方向で走ると、下りがメインになるので
AE111には有利です。走り始めてすぐ、ノートがなくてもキレの良い
走りをしていることに気がつきました。ゴールすると、4Cクラスを
ぶっちぎってのベストタイム。2Bクラスでは2位以下を5秒引き離しトップです。
SS6は、SS5の逆走のため、上りがメインになります。パワーのある
EK9やCJ4A相手だと、さっきほど差をつけられないだろうなと思いつつ、
スタート。SS5でのキレっぷりがこの時も残っていて、ゴールすると
他車と同秒ベスト。追いつかれることなく、差をキープです。
ちょっと長い移動をへて、SS7へ。
#ここの移動で、実は少しウトウトと・・・ドライバー様は気づいてなかったようですが。
ここはSS1・3と同じコース。ノートもあるし、これまで2回走っているから
みんな習熟して差はつかないだろうというのが、私の予想。しかし走り出すと、
タイヤのエア圧調整をした効果もあって3秒タイムアップして、ベスト。
この時点で、2位以下をトータル16秒以上引き離しています。
SS8・9は、SS5・6と同じコース。2つのSSを合わせても11kmちょっと
であることと、SS5・6を走ったペースでならちっとも危なくないので、
このペースで走っていこうという話に落ち着きました。そしてSS8をスタート。
何か路面がさっきより滑りやすくなっているような・・・タイムはSS5の
2秒落ち、そしてベストS浦さんの2秒落ちでもあります。
そして、ラストのSS9。ペースそのままで走りきることを確認して、
スタート。路面の滑りやすさは変わらず、ゴールするとSS6から1秒タイム
アップ。またここではI井さんが激走を見せ、ベスト獲得。ウチはその
2秒落ちでした。
というわけで、誰にも追いつかれることなく1位を確定!!
ドライバー様は見事、中部チャンピオンを獲得!! おめでとう!!
これで助っ人の私の役目は果たせたかな・・・
スッキリと、シーズンオフに入れそうです。