出場車両： GA2 シティ CR-i
車が小さくなりました
結果： A2クラス2位
社会人2年目、クラスも変えて車両もリニューアルして再び全日本に出場です。
今年も頑張るぞ!! p(^_^)q
競技会名： ツール・ド・九州2003 in 七山
出場車両： GA2 シティ CR-i
車が小さくなりました
結果： A2クラス2位
コメント：1.準備〜出発
今年もこれまでの車両AE111トレノで出場・・・でも良かったのですが、
去年から排気量によるクラス分けが変更になり、Bクラスは2000ccまで
となりました。それを考えると、上位入賞を狙うには1600ccのトレノでは
ちょっと厳しそう。そこで、車両&クラス変更が決まりました。コスト
パフォーマンスの高い(と思われる)AクラスでEP82かGA2を探してたのですが、
たまたまタダに近い価格のGA2のお話がやって来たのでベース車両は
これで決定。転倒したダートラ車も部品取りに手に入ったので、これで
ラリー車が出来上がりそうです。
さて、納車されたベース車のGA2は”走行距離4.5万キロのジムカーナ車”。
ほとんど乗られてない様子。おかげで、「ボルトが緩まない〜!!」
・・・メンテナンスフリー車だったようで、作業したドライバー様は大変
だったようです。しかも4月に入ってから週末は雨ばっかり&ドライバー様は
休日出勤・・・作業がなかなかはかどらず、「間に合うのか?!」と心配に
なることも。
車が完成したのはラリー出発前の週末。エンジンも足回りもミッションも、
買ってきたそのままで何も変えていません。車両重量も測ってみて、特に
バラスト等をつむ必要もないことが解りちょっと安心。そして出発当日は、
ドライバー様の仕事がなかなか上がれず13:30に豊田を出発し大雨の中、
大阪南港へ。ギリギリ間に合いました。
2. レキ
フェリーが別府に到着し、そのままレキの集合場所へ向かいました。
受付1時間前には到着し、ステッカー貼ったりガラスに曇り止め塗ったり
レキ用ビデオのセットしたり準備をしてました。一昨年は事前の準備が
万端だったので、こういった時間はのんびりしてましたが、今回はそうは
行かないようです。
説明ではコンボイでの試走ということだったので、早めのゼッケンを貰って
来たのですがドライバー様曰く、「タイヤ替えたいから、もうちょっと
遅いの貰ってきて」と。おってさんに、10番くらい後のものとトレードして
貰い、レキに出発。まだ林道にすら入ってないのにビデオがガタガタ
言っている・・・取り付けし直しです。おかげで、最初の2本は撮影でき
なかったのですが今回のレキは2回走ることが出来たので、全コース撮影が
できました。ホッ。ルートは基本的に一昨年出たときと変わらないので、
過去のペースノートを読みながらそのつど修正。途中、前走車がコーナーの
途中で止まっていてもう少しで追突するかと思うような危険な目に
たびたび遭うことも。
＃おかげで、ビデオには道の形状よりも2台の黒いEP82がうつってます・・・
レキ終了後、早速宿に向かいペースノートの清書&ご飯。ご飯時でも、
ドライバー様には仕事の電話が・・・ラリー中にかかってこないことを
祈ります。
3. Leg1 Section1
ラリー当日は朝8時から受付。まずは車検に向けて車の準備です。昨日の雨が
まだ残っていそうなので、Wet路面に備えたセッティングにしました。
車検は無事に通過し、車両はパルクフェルメに。このあとは、スタート
10分前にならないと車に近づくことは出来ません。
その合間にラリーの設定を見ると、北海道と同じTC方式。一昨年失敗して
いるだけにタイムマネージメントが重要だと、自分に言い聞かせました。
ちなみに今回のラリー設定は、
Leg1 Section1(1日目)
SS1 UKIDAKE 2.26km 上り
SS2 HAYASINOUE 2.51km 下り ギャラリーステージ
SS3 UKIDAKE 2.07km 下り
SS4 HAYASINOUE 2.79km 上り ギャラリーステージ
Leg1 Section2(1日目)
SS5 HAYASINOUE 4.00km 下りLONG
SS6 HAGANEYAMA 7.02km
SS7 KUROKIDAIRA 2.97km
SS8 HAYASINOUE 4.05km 上りLONG
SS9 HAGANEYAMA 7.02km
SS10 KUROKIDAIRA 2.97km
Leg2 Section1(2日目)
SS11 HAYASINOUE 2.79km 上り ギャラリーステージ
SS12 HAYASINOUE 2.79km 上り ギャラリーステージ
その後、酔い止め飲もうとしたら忘れてきたのに気がついたけど、
ドライバー様には黙っていることにして0:10:00にゼッケン10のウチの
クルーはスタートしたのでした。
SS1は、UKIDAKE 2.26km。一昨年のギャラリーステージでもあります。
路面は昨夜の雨で結構滑る・・・無事に走りきって、ゴール。「ベストは?」
と聞くと、それまでの前走車に対し4.5秒差をつけてベスト。この後走る
車との差は如何に?(次のSS前に聞いたところによると、2位と1.6秒差を
つけてウチがベストでしたが) 今回タイヤはDL98Jを選択(これまで使って
いたDL01Jはサイズがないので)したのですが、結構いけるというのが
ドライバー様の感想のようです。
が、ここでちょっと問題が・・・
SSスタート前にタイヤのエア圧を調整したのですが、どうやら左リヤの
タイヤがスローパンクチャーの様。毎回SS前に合わせなくてはいけません。
SS2は、HAYASINOUE 2.51km。ここもまだウェットでしたが1.5秒差を
つけて、ベスト。組んだばかりの車で練習もほとんどしてないのに、
ドライバー様の集中力には驚きです。
SS3は、UKIDAKE 2.07km。ここはSS1の逆走。ここから、だんだん
路面が乾き始めてきました。「ちょっと無理がきくかな」ここは、
ゼッケン14番に対し0.2秒差で2ndベスト。
SS4は、HAYASINOUE 2.79km。スタート前にエア圧調整が出来なかった
のですが危なげない走りで、ゼッケン12と同秒ベスト。ゼッケン12は
ドライになってきて14インチ&SPSコンパウンドの威力を発揮か?
そして、Section1は終了。サービスに向かい周りの様子をまとめると・・・
ゼッケン タイム
2 8:29.3
10(ウチ) 8:12.8
12 8:18.6
13
8:28.4
14
8:22.2
15
8:34.2
といった具合で、5.8秒差をつけて1位。でもこの先路面はどんどん
ドライになっていくので、14インチ車両の進撃が・・・油断は禁物です。
4.Leg1 Section2
サービスではタイヤローテーション・エア圧調整・セッティング変更で
あっという間に45分が経過。15:57:00にサービスを出てSection2をスタート。
SS5は、HAYASINOUE 4.00km。SS2よりも手前でスタートして、
ゴールは一緒だったりします。ゴール後、「ベストは?」「えーと、20秒!
ゼッケン6番」「え?!」ウチよりも9秒速い?! 何故?
とにかく真相を
確かめるために、SS6前のTCへ急ぐことにしました。そして確かめました、
真相を。ゼッケン6番はスピンして復帰に時間がかかって”次分の20秒”に
ゴールしたそうです。というわけで、パニックも収まり本来のベストは
ウチのクルーということになりました。が、路面温度が上がってきたので
GPSコンパウンドのウチのタイヤはもたなくなるかも・・・という心配が
わいてきたのは言うまでもありません。
SS6は、HAGANEYAMA 7.02km。今回最長のSSで、一番の勝負どころと
思われます。下り始めてからタイヤがもたなくなり、突っ込みすぎたり
ステアリングこじったりが増え、ゴールするとブレーキから”もわっ”と
白煙が。次のMACラリーのロングSSは、このブレーキじゃもたないかも?
そう思わせる瞬間でした。ここはゼッケン12番に1.6秒差をつけて、ベスト。
SS7は、KUROKIDAIRA 2.97km。待ち時間があまりなく、タイヤが
ズルズルのままスタート。突っ込みすぎをサイド引いて回避したり、
アンダー出したりで危険でした。ここのタイムはゼッケン13番に2.2秒差で
4位。でも、トータルではゼッケン12番に6.7秒差をつけてトップ。
SS8は、HAYASINOUE 4.05km。ここで事件は起こりました。スタートして
しばらく行くと「あ、黄色いセリカがリタイヤ!!」とドライバー様の声が。
私はノートを読んでいるので、当然脇を見る余裕はありません。
でも私に聞こえててないと思ったドライバー様は更に連呼。ここで
お互いのリズムが崩れてしまいました。
＃SS中だから!!と、ピシャリと言えば良かった・・・
そんなわけで、ゼッケン12番とは7.1秒離され4位。逆転もされてトータルで
0.4秒差で2位になってしまいました。
SS9は、HAGANEYAMA 7.02km。すっかり暗くなってしまいました。
GA2ってもともとライトがとても暗いので今回、とりあえず補助灯を
つけてはきたのですがやっぱり暗いです。あまりに暗すぎてタイトコーナー
になると、先が見えません!!
おかげで前回走ったSS6にくらべて、タイム
ダウン。ゼッケン12番と3.4秒差で5番手タイム、トータルでは3.8秒と差が
開いて2位のままでした。
SS10は、KUROKIDAIRA 2.97km。路面が悪くてすべるので、SS9から
タイヤのエア圧を落としてスタート。これは正解!!・・・だったんですが、
やはり前が見えないのには勝てません。ゼッケン12番と2.0秒差で4番手
タイムでした。
これでSection2は終了。サービスに向かい、翌日に備えタイヤローテーション
・エア圧調整、重量計測のための装備品をおろしてました。60分あったので
十分余裕。重量計測も無事にパスし、車はパルクフェルメにて翌日スタートまで
保管されます。ここまでの周りの様子は・・・
ゼッケン タイム
2 32:56.7
10(ウチ) 32:37.2
11
33:24.9
12
32:31.4
13
32:50.4
14
32:47.3
トップとの5.8秒差・・・明日の残り2本のSSで逆転できるのか???
そう思いつつ、おいでな菜園で仮眠。にぎやかな夜でした。
5.Leg2 Section1〜ゴール後
翌朝は6時に目を覚まし、準備。出走順が前日の成績の悪いクルーから
スタートとなるので、8:14:00にスタート。パルクフェルメを出て、
サービスで装備品を積み込みましたが20分はあっという間。急ぎ気味で
TCに向かいました。Leg2はギャラリーステージのSS2本のみ(しかも同じ道)
なので、午前中の路面が冷えている間が逆転できるかの勝負どころです。
SS11は、HAYASINOUE 2.79km。ここはとにかくゼッケン12番に差を
つけてベストをとり、焦らせる作戦をとることにしました。ゴールしてみると、
2.3秒差でベスト。優勝まであと3.5秒です。
そして最後のSS12も、HAYASINOUE 2.79km。ここでは0.9秒しか差を
詰められず・・・優勝まで2.6秒足りませんでした。
最終結果は、
ゼッケン
タイム
1
38:42.9
10(ウチ)
37:12.3
11
38:10.4
12
37:09.7
13
37:34.8
14
37:32.3
1位になれなかったのは残念ですが、あれだけ雨に祟られて準備が
進まなかった中でこの成績なら十分!!
(12本のSSのうち、7本ベストを取れましたしね)
次は、愛媛のMACラリー。
とにかくヘッドライト対策をしていかなくては!!
＃ゼッケン13番のおってさんみたいに、4つ付けようかな・・・?