配属後初のラリー 何点ポイント取れるかな???

9月2日、ついに私の配属先が決まりました。
ラリーやってると職場で話をすると
上司のウケもよく、十分ラリーに出られる環境かも? バンザイ\(^_^)/

競技会名: 2002 MASC RALLY
出場車両: AE111 スプリンタートレノ
      (写真提供:ゼッケン33番OGUさま)
  結果: B2クラス1位
     これで、中部ラリー選手権ドラ・ナビチャンピオンは頂き!!

コメント:1.準備
     前回までの中部のシリーズポイントの様子を見ると、あともうちょっと
     ポイント取っておくと私たちはチャンピオンの肩書きが確実に貰えそう。
     最終戦のシロキヤはドライバー様の所属クラブなので出場は不可能なのと、
     今回はRTNにも出ていた白/黄色や銀色のAE111レビンも出場するようなので
     「おそらくこの2台が上位を独占して他の人に高いポイントを取られる
     ことはないだろう。完走重視で気楽に走ろう」と、出場が決まりました。
     ところで、車の方はと言うと・・・前回のR-8のラリーでKYBのショックが
     壊れてしまい、スペアもないので仕方なくDMSに交換(ラリー当日は
     晴れて良かった!!)。しかも、ミッションケースが割れていて、
     ミッションオイルも漏れていたそうです。ミッションの修理をして貰い、
     練習に行くと、今度はギヤが噛み合ったままニュートラルに出来ない
     ・・・そのまま、また車は入院。しかも、その後からドライバー様の
     お仕事が忙しくなり、またまた練習に行けないことに。しかも、
     その忙しさはハンパじゃなかったようで、ラリー前日のドライバー様の
     睡眠時間は2時間だったとか(その前の晩は徹夜らしい)。

     2. 出発〜スタート前
     ラリー当日は午後にSRSに集合し、タイヤを組み替えてから下道で
     スタート会場に向かうことにしました。睡眠不足のドライバー様を気遣って、
     私がトレノを運転していったんですが、クラッチ交換したばかりなので
     クラッチが重いのとちょっと足が届かないので、背中に詰め物をして
     運転することに。土曜の夕方なのと万博予定地の近辺を走ってきたので、
     道は結構混んでました。おかげでドライバー様はイライラ。まぁ、
     スタート会場には受付開始の30分後に着いたので、ちゃんと受付も
     車検も間に合ったんですけどね。それから慌てて私も準備を。コマ図を
     見ていくと、今回は新しい道をSSに使う様子。でも、最初に行われる
     レキのコースにその道は入ってないみたいです。一体どんな道なんで
     しょう??? ドライバーズミーティングでは危険箇所をチェック。
     その後、酔い止め飲もうとしたら忘れてきたのに気がついたけど、
     ドライバー様には黙っていることにして、7:47:00にゼッケン17の
     ウチのクルーはスタートしたのでした。
     
     3. 第1ステージ
     スタートして、まずは1CPへ向かいます。今回CPは時間走行のオープン
     CPなので楽々です。その1CPからはSS3・6・8の下見です。ドライバー様の
     指示と、ロスト対策で目印になるものをノートに書き込んでいきます。
     そして今回は、鉛筆書きのペースノートに挑戦しました。というのも、
     私は筆圧が低いのでこれまでペースノートはボールペンだったんですが、
     間違えたときの修正がこれまで面倒だったからです。で、いざ書いてみると、
     意外なことにナビランプの下でも十分読める濃さの字になっていました。
     ペルカムさん同様、今度からは鉛筆で決まりですね。
     さてさて、SSのコースなんですが、この道はコーナー間隔の狭いところが
     続くかと思ったらそうでないところもあって、ノート読みのリズムが
     なかなか取りにくそうです。「ここしばらくドライバー様とペースノートの
     練習してないし、私、ちゃんと読めるんかなぁ?」と不安がよぎりました。
     次の2CPからは、SS4・5・7のレキです。ここまで来て気が付いた
     のですが、今回のラリー、上りのSSが多いようです。と言うことは、
     パワー勝負??? コンピュータ換えてる車に勝てるかなぁ?(ウチのトレノは
     コンピュータはノーマル)そして、3CP過ぎてすぐ、SSの始まりです。
     レキで走った感じから、ショックの縮みを硬めにして準備。SS1はレキの
     ない、新ルート。ここで他のクルーにどれだけ差をつけるかで、この後の
     SSでのペース配分と勝負が決まります。SS1をスタート。ノートがないので、
     ここは危険箇所のコールのみしていきます。今回、ショックをDMSにして
     きましたが思っていたよりキビキビ走ってます。「練習できてないけど、
     良いペースで走ってるなぁ」と思ったのはもちろんです。が、途中
     カウンターの切り遅れでスピンしそうになることも。ゴールしてみると、
     ベスト。スピンしそうになってたのに・・・ゴール後ドライバー様曰く、
     「ステアリング重い・・・」と。DMSはKYBよりもトラクションが
     かかるから、アクセルオン時に重くなるんだそうです。と言うことは、
     今回のSS1は下りだったけれど、次のSS2以降はずっと上り。ドライバー様の
     体調を考えると、この先どこまで体力がもつかが勝敗を決めそうです。
     SS2はSS1の逆走。必死でステアリング押さえてドライバー様は走って
     ましたが、1・2度縁石に乗ることも。でも、縁石乗っても姿勢が乱れない
     のはやはりDMSの良いところです。ゴールすると、またもベスト。
     でも、思っていたほど2位以下と差をつけられなかったです。この後のSSは
     下見してペースノートを作ったのでペースノート慣れの差こそあれど、
     全員が同条件。ここで差がつかないのは、痛いです。次のSS3は、
     レキの時にも感じていたけれど前を確認しながらでないとノート読みの
     リズムがすぐに狂ってしまいます。気がつくと、はるか先まで読んで
     しまってました。(^_^;) ゴールしてみると、「ベスト」とのこと。
     でもドライバー様曰く、「ステアリング重い〜」と。寝不足で車は
     この状態で、ちゃんとベスト出してるんだから立派なものです。でも、
     ちゃんとゴールまで体力もつのかしら??? そして、4CPを過ぎてSS4。
     ゴール直前の高速コーナーをキレイに走りきってゴールすると、
     「ベスト」と。ドライバー様が言うにここは、他の道に比べて腕への
     負担が少ないそうです。2ステはSS3・4のコースを繰り返すので、いい
     腕休めになりそうです? この後はサービスで、これまでずっとベストを
     頂戴していたので気分良くサービスへ行こうとしたところ、ちょっとした
     ミスコースを。f(^_^;) 「知ってる人たちの前でミスコースしないでよ、
     恥ずかしい」と叱られつつサービスに向かったのでした。

     4.サービス
     サービスでまずは、ドライバー様と二人がかりで減点の計算。
     コントロールシートを提出に行ってみると「待ってました!!」と
     オフィシャルの声が。B2クラスの全クルーが出揃ったところで、
     B2クラスの順位のチェックをしてみると・・・
     ゼッケン                減点
     16(昨年の中部チャンピオン様)     700+10
     17(ウチ)               684
     19                         701
     といった具合でB2クラスではぶっちぎりの1位。ドライバー様の残された
     体力も考えると、2ステージは各SS2秒ずつペースを落としても大丈夫かな? 
     そう思いつつシロキヤサービスに戻ってみると、案の定ドライバー様は
     眠たそうです。SRS社長からは「絶対にサービスで眠らせるな!!」との
     お達しを頂戴し、サービスの皆様にも協力いただきました。
     有難うございます。m(_ _)m

     5.第2ステージ〜ゴール後
     そして、第2ステージは1:47:00にスタート。最初のSS5はSS4と同じ
     コース。1ステージでマージンを稼いだとはいえ、C4クラスを食っている
     状態ではないので気合いを入れて走るのかと思ったら、ステアリングの
     重さに耐えられるようにアクセルを抜いていたそうです。前回走った
     ときの2秒落ちだったけれど、ベストでした。そして、次のSS6では、
     前回の教訓を生かしてノート読みのリズムを崩さないように崩さない
     ようにして、ノートロストはなし。リズム良く走ってゴールしてタイムを
     聞いてみると、ここでも、前回走ったときの2秒落ちでベスト。やはり、
     ドライバー様の疲れは隠せない様子です。その影響か、SS7ではひとつ
     頑張ろうとドラ・ナビともに絶妙のタイミングで連携できたと思った
     のですが、タイムアップはならず・・・それでもベストでしたが。そして
     やってきました、7CPに。ラリーが始まってずっと、ドライバー様が
     眠ってしまわないように、移動区間は出来るだけおしゃべりをして
     SSスタート前は体操して・・・を繰り返してきましたが、このCPの後の
     SS8を走ってしまえばドライバー様の腕への負担はなくなります。
     CP手前の時間調整で車の外に出ていたら、某ドライバー様曰く(私たちの)
     前ゼッケンにまきびしまいておいてもらわねばと笑い話も。そして、
     SS8のスタート。すると、コーナーを2つ抜けたところで、右リヤが
     バースト。左コーナーでずるずる滑っていきます。それに気を取られて
     私はノートをロスト。復帰してからは左コーナーを早めに読むようにして、
     ゴールに漕ぎつけました。ただでさえ重いステアリングをよけいに回す
     ようなことになってしまい、ベストの26秒落ち。「これはひょっとすると
     逆転されたか? これまで全部、ベスト取ってきたのに・・・」と、ゴール後
     すぐタイヤ交換に入りました。あとは申告でミスしない様にする事ですが、
     逆転されたのか、逃げ切ったのかちょっと微妙です。
     #ちなみに、バーストしたタイヤはリム落ち・・・何故???
     FCPでは何事もなく無事に申告を済ませ、ラリーは終了です。周りの
     クルーに減点の様子を聞いても、逆転されたかそうでないかは微妙な
     ところです。ひとまず毎度おなじみの温泉に入って、暫定結果が出るのを
     待つことに。そして、暫定によると私たちはバーストで第1ステージの
     マージンをすべて吐きだしても、2位に7秒差をつけて1位。
     #ある意味、カッコイイ勝ち方???
     これで、100点X3回の300点で最終戦を待たずして(どのみち出られない
     ですが)チャンピオンになってしまいました。ドライバー様の体力と速さに
     感謝です。
     来年早々の表彰式が、今から楽しみになってきました・・・(^_^) inserted by FC2 system